伝統的安全保障とは国家の領土や政治的独立外部からの脅威を軍事的手段によって守ることを主眼においた最も伝統的な安全保障の概念である。国防がこれに該当する。今日においても軍事力を用いて国家の生存と独立、国民の財産、安全を守ることは極めて重要な国家の役割である。通常兵力による抑止と核兵器による核抑止に大別される。現在も世界は各々の国家・勢力による力の均衡によって戦争が抑止されている。今日では総力戦と核兵器の登場により戦争が割に合わない物になったため十分な抑止力を整備すれば、先進国同士の戦争は起きにくくなっている。
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人間の安全保障とは国際社会の秩序を人間社会の延長として認識し、国家よりもむしろその最小構成単位である人間に注目し、武力行使を防ぐためのシステムを確立し、その基本的な人権、平等、民主主義の発展をグローバルな市民社会の協力によって目指し、平和を創出するグローバリズム学派の安全保障の概念である。またエイズや環境問題などを研究対象に含める場合もあるため、非常にさまざまな要素を包括する概念である。差別や貧困など紛争の原因をなくす事でこれを予防するという考えのようだが、国家の軍事力や警察に代わる安全保障を提案してるわけではないので厳密には安全保障とは言えない。
総合安全保障とは脅威に対する手段を軍事的なものに限らず、非軍事的なものも最大限に取り入れ、同時に対象となる脅威も国外だけでなく、国内や自然の脅威をも対象とする安全保障の概念である。1980年に大平総理の総合安全保障問題研究の政策研究会報告書において理論化された。